マラソンの歌25号-21
　　
平成15年 2003年

	長い間ご愛読ありがとうございました。歌集「マラソンの歌」は本二十五号にて終刊とします。以後はホームページをご覧頂ければ幸いです。ホームページは私の全集とも言える一号から全てが掲載されています。 歌集として１７年になります。思えば始めは手書きでしたが、数年後ワープロ専用機を入手してから、ぼつぼつと配布が始まりました。今でこそ通しの号数ですが、当時は年２回発行の上下編でした。一番古いのをお持ちの方は平成２年上編でしょうか。手作りの歌集はホッチキスで留めただけの粗末なものでしたが・・・。 終刊号の特集として多くの皆さんに寄稿頂きました。ご寄稿下さいました皆さんには心から感謝しています。私自身の特集としては�@懸案であった「百走一首」を掲載しました。ホームページには既に掲載してありますが、前々から発行を約束していたものです。本音はもう少し工夫を凝らして単行本にしたかったのですが・・・。�A本号を除く十八号以後の「全大会一首選」を掲載しました。十七号以前の「全大会一首選」は二十号記念特集に掲載しましたので、これにて本号を除く私の参加した全ての大会の一首選の完成を誇りたいと思います。選出の基準は全く気まぐれでしたが・・・。 終刊ともなれば以後自費出版の費用を節約できます。駄作に対する暗喩としても「地球環境に優しいペーパーレスということであり、立派な見識に敬服します。」などとの便りもあって私は満足しているのですが、実は、この１・２年脚の衰えと同時に作る歌が慢性化して苦戦しています。これを機会によい方向に向かうことを期待しているのですが・・・。ま、いつかまとめて発行できれば幸いです。 １２月今年最後のレースの葛西ポノルルマラソンを走った翌日血尿が出ました。３・４週間前にもあり、２度目でしたので医者へ行きました。何か症状があった時に対処しても遅くないと思っている私は、普段定期検診だの人間ドックなどには行きません。今日一番恐れられているのは癌ですが、「がんは切ればなおるのか」慶應大学病院の医師近藤誠著を、もうだいぶ前になるのですが、読んで以来定期検診などは敬遠しています。本年の文藝春秋９月号、新潟大学大学院教授安保徹の「がんはもう怖くない」を読むと、「すべては免疫力で決まる」そうで、生活習慣に注文が有るようですが、私は益々意を強くしているところです。癌を宣告されてもむやみやたらに切ることのなく、先ずはお読みになることをお勧めするところです。 話をもとに戻すと、血尿の症状が出たので医者へ行った分けですが、結果は何ごともなく、激しい運動をした後に出ることが有るようです。老化がはっきりしました。フルマラソンはこれまでに何十回となく走ってきましたが、血尿に激しい運動と訴えられるようになってしまったからにはねぇ・・・。 ともあれ老いたなら老いたなりの走りと歌を続けていきたいものと願っています。印刷は十五号より最終号まで、協力してくれた高校同期の北原龍夫君には感謝に堪えません。